泌尿器科

泌尿器科

常勤医師4名(熊澤 光明)

1.診療内容

尿路悪性腫瘍の診断ならびに治療が診療の主体で、H25年度は前立腺悪性腫瘍手術15例、膀胱悪性腫瘍手術5例、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)47例、腎臓(尿管)悪性腫瘍手術8例(全て腹腔鏡手術)と多くの尿路悪性腫瘍の手術を行っている。また、高齢化社会を反映し、男性の前立腺肥大症患者ならびに女性の尿失禁患者も増加しており、それら排尿障害に対する手術も積極的に行っている。その他、神経因性膀胱、尿路結石症、尿路感染症など多分野にわたる泌尿器科疾患にも対応しており、多数の疾患、症例を経験することが可能である。
一般的な泌尿器科診療の他に透析療法にも力を入れており、日本透析医学会より教育関連施設の認定も受けている。血液透析用ベッドを29床有し、腎不全患者に対する血液透析や腹膜透析をはじめ、CHDFや血漿交換、エンドトキシン吸着といった各種血液浄化療法も数多く行っている。

2.研修の概要

イラスト:泌尿器科

  1. 泌尿器科分野の基本的な知識の習得
  2. 泌尿器科分野における手技、手術の習得
  3. 腎不全、透析患者に対する知識の習得

泌尿器科研修期間にもよるが、泌尿器科一般の基本的な知識・手技を身につけてもらうことが目的である。泌尿器科は後腹膜腔を扱う外科であり、骨盤深くの手術手技は将来外科系を目指している研修医にとって役に立つ手技である。副腎、腎臓に関しては、腹腔鏡下手術も行っている。低侵襲手術である腹腔鏡手術は将来どの外科系を選択しても、重要となってくる分野である。女性泌尿器分野である骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱)や腹圧性尿失禁に対する手術も行っている。また透析患者のシャント手術も行っている。 小血管手術の経験は、外科専門医を習得する際に必須となるため将来一般外科志望の研修医にも重要である。当科を研修として選択した場合はこのような手術を経験でき、また経尿道的内視鏡手術、シャント手術は指導のもとに手術執刀も行ってもらう。研修期間が長い場合は、その能力に応じて前立腺全摘などの手術の執刀も経験できる。また、透析、腎不全に興味のある研修医の当科選択も有益であり、腎不全患者に対する対応や透析療法についての経験が得られる。腎移植に興味がある場合は年間20件行っている秋田大学附属病院に手術見学ができる。

※一般的に行われている泌尿器科手術をすべて行っているために、将来泌尿器科を考えている研修医には充実した研修を経験できる。また、外科系一般や腎不全、透析に興味のある研修医にとっても有益な研修となる。