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呼吸器外科

当院の呼吸器外科のご案内です。

Respiratory surgery

診察日・診察時間

診察開始時間    8:30~
再来受付時間    7:30~

区分
診察 手術日のため
休診
手術日のため
休診
午前 1診 中川 中川 中川
午前 2診 工藤 工藤 工藤
午前 3診 亀山/藤林 秋田大学/藤林 秋田大学/藤林
午後 透視室 気管支鏡 or CVポート 気管支鏡 or CVポート 気管支鏡 or CVポート

はじめに

当科は平成20年4月に開設されました。県南地区で肺がんを専門的に扱う数少ない機関であり、安全かつ最新の医療を提供すべく努力しております。地元の開業医さんや病院と密に連携し、また手術加療に関しては秋田大学呼吸器外科からも応援を得ています。

国立がん研究センターから発表された2018年のがん統計予測によれば、2018年に12.5万人が肺がんと診断され、死亡者数は7.7万人を超えるとされています。高齢化で喫煙大国の日本では今後ますます増えていくことが予想されています。肺がんは早期に発見すれば治癒が望めますが、早期の肺がんは症状がほとんどなく、発見は遅れがちです。健康な時こそ検診が重要です。最近、CT検診が早期肺がんの発見に有効で、重喫煙者の肺がん死亡率を減らすことが分かり、注目を集めています。当院では希望者に対してCTを用いた肺がん検診を行っています。

<呼吸器外科>

胸部外傷、気胸、膿胸の治療に加え、肺や縦隔の腫瘍、特に肺がんの早期発見と外科治療に重点を置いています。早期肺がんは手術療法が原則です。当科では、傷が小さく患者さんの負担が少ない胸腔鏡手術を積極的に導入しております。

<呼吸器腫瘍内科>

当科の特徴として、肺がんの診断、外科治療だけではなく、大多数を占める進行肺がんに対する内科治療(抗がん剤治療、放射線療法、免疫療法など)も行っています。

近年の肺がんに対する診断・治療は目覚ましく進歩しておりますが、肺癌診療ガイドラインに沿った最適な治療を行うよう常に心がけています。患者さんのQOL(生活の質)の維持を重視した外来化学療法を積極的に行っています。また肺がん薬物療法の発展のために他医療機関と共同で臨床試験も行っています。

全国約250以上の医療機関と17社の製薬会社と共に、日本のがん患者さんの遺伝子異常に合った治療薬や診断薬の開発を目指すSCRUM-Japan研究にも発足当初から参加しており、希少頻度の遺伝子異常をもつ肺癌患者さんを見つけ出し、遺伝子解析に基づいた有効な治療薬を届けることを心がけています。

施設認定:呼吸器外科専門医合同委員会認定修練施設(2009年4月~)

専門医制度と連携したデータベース事業(NCD)への参加について

 2011年1月1日から、日本全国で実施される外科手術症例に関する情報をデータベース化する事業がおこなわれることになりました。本事業は外科専門医制度のみならず、各種の専門医制度が協働して行う多施設共同研究です。また、データを取り扱う独立した機関として一般社団法人National Clinical Database(日本臨床データベース機構、NCD)が設立され、本事業の管理運営を行うこととなっています。これらの医療の現状把握を目的に実施されるNCD事業に大曲厚生医療センターも参加し、外科・呼吸器外科・脳神経外科における手術症例について登録を開始することになりました。

 その方法につきましては、外科系各科の手術をお受けになった患者さんの診療情報(生年月日、性別、入院日、疾患名、手術名、治療法など)を当事業に提出させていただくことになります。個人情報保護法に基づき個人情報が病院外で特定されることのない形(匿名化)で提出されますので、その点はご安心頂き、ご理解の上ご協力のほどよろしくお願いします。

 また、患者さんが本事業に対して、参加を拒否していただくことは可能であり、拒否されても、日常の診療等で不利益を被ることは一切ありません。ご不明の点があれば主治医にご連絡ご相談ください。

 患者さんにご理解頂きたい事柄を下記に掲載しておりますので、ご一読くださいますようお願いいたします。

NCDへの参加について

 一般社団法人National Clinical Database(NCD)のホームページでは、事業の詳細や倫理的配慮について、掲載されています。詳しい内容については、以下のホームページをご覧下さい。

一般社団法人 National Clinical Database(NCD)

患者数と検査・治療件数

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
外来患者数 2,920 3,336 3,870 4,400 4,509 4,342 4,255 4,905 5215
入院患者数 2,972 4,998 4,818 5,683 5,649 5,747 5,083 5,852 6214
気管支鏡件数 49 75 105 126 131 161 128 161 139
※うちEBUS-GS件数 - - - 36 95 104 100 123 85
※うちEBUS-TBNA件数 - - - 1 19 22 23 36 43
外来化学療法 458 350 413 619 650 665 758 854 1072
入院化学療法 102 152 124 183 158 182 147 214 223
CVポート件数 1 42 36 51 32 34 37 42 41

手術件数と内訳

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
全麻件数 82 93 101 91 83 101 82 107 108
原発性肺癌 36 27 46 37 38 41 40 61 57
転移性肺癌 7 11 7 3 5 14 7 7 9
縦隔腫瘍 3 4 10 7 5 4 5 1 3
気胸 19 21 17 13 9 21 8 9 14
膿胸 8 13 6 6 9 6 6 8 3
その他 9 17 15 25 17 15 10 18 22
胸腔鏡手術
(上記と重複)
50 64 60 59 47 59 46 59 86
(肺癌術式) 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
肺葉切除以上 31 24 35 32 29 34 26 41 39
区域切除or
部分切除
12 15 18 10 14 7 14 20 18
胸腔鏡手術
(上記と重複)
16 20 28 19 19 10 17 31 44