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脳神経外科

当院の脳神経外科のご案内です。

Neurosurgery

診察日・診察時間

診察開始時間    8:30~
再来受付時間    7:30~

区分
午前

概要

 脳神経外科は、脳卒中(脳血管障害)、頭部外傷、脳腫瘍、てんかん、中枢神経系の先天性奇形などを診察しています。現在、脳神経外科医師スタッフは秋田大学脳神経外科医局出身者3名です。
 脳卒中は秋田県民の県民病ともいわれ、診療の大部分が脳卒中の患者さんです。最近脳卒中、特に脳梗塞の治療が大きく発展し、当科でも力を注いでいる分野です。具体的には、脳梗塞長急性期における血栓溶解療法(t-PA 静注療法)や血栓回収療法を積極的に行っています。破裂脳動脈瘤(くも膜下出血)に対しても血管内コイル塞栓術やクリッピング術を行っています。また、リハビリテーション科とも協力し、早期リハビリテーションを積極的に行っており、機能回復に努めています。脳卒中は再発予防も大切で、病院栄養士と共に危険因子(高血圧症、糖尿病、脂質異常症など)の管理も行っています。また、秋田大学附属病院と連携し、脳腫瘍などの定位放射線治療(エックスナイフ)も可能です。
 当院で対応しきれないと判断した病気に関しては、主に秋田大学脳神経外科と連携を取り、患者さん一人一人に対して最も適切で質の高い医療が提供できるよう心掛けています。

専門医制度と連携したデータベース事業(NCD)への参加について

 2011年1月1日から、日本全国で実施される外科手術症例に関する情報をデータベース化する事業がおこなわれることになりました。本事業は外科専門医制度のみならず、各種の専門医制度が協働して行う多施設共同研究です。また、データを取り扱う独立した機関として一般社団法人National Clinical Database(日本臨床データベース機構、NCD)が設立され、本事業の管理運営を行うこととなっています。これらの医療の現状把握を目的に実施されるNCD事業に大曲厚生医療センターも参加し、外科・呼吸器外科・脳神経外科における手術症例について登録を開始することになりました。

 その方法につきましては、外科系各科の手術をお受けになった患者さんの診療情報(生年月日、性別、入院日、疾患名、手術名、治療法など)を当事業に提出させていただくことになります。個人情報保護法に基づき個人情報が病院外で特定されることのない形(匿名化)で提出されますので、その点はご安心頂き、ご理解の上ご協力のほどよろしくお願いします。

 また、患者さんが本事業に対して、参加を拒否していただくことは可能であり、拒否されても、日常の診療等で不利益を被ることは一切ありません。ご不明の点があれば主治医にご連絡ご相談ください。

 患者さんにご理解頂きたい事柄を下記に掲載しておりますので、ご一読くださいますようお願いいたします。

NCDへの参加について

 一般社団法人National Clinical Database(NCD)のホームページでは、事業の詳細や倫理的配慮について、掲載されています。詳しい内容については、以下のホームページをご覧下さい。

一般社団法人 National Clinical Database(NCD)

 脳神経外科のNCDへの登録は2017年12月31日までの手術日の患者さんをもって終了し、2018年1月1日以降の手術日の患者さんは日本脳神経外科学会独自のデータベース、Japan Neurosurgical Database (JND) への登録を開始することとなりました。御協力よろしくお願いします。詳細は当科外来に掲示しております。

脳卒中データバンクへの参加について

現在、国立循環器病研究センターが主導して、脳卒中登録研究により、我が国の脳卒中診療実態の把握を進めています。脳卒中で入院された皆様の、カルテ記載から得られる臨床データを解析させて頂き、医療の質の向上に役立てることを目的としています。当科でも参加開始しております。解析にあたっては、個人のプライバシーは完全に保護されます。

本研究の解析に、ご自身のデータを使用されたくない方、疑問のある方は当科にご連絡下さいますようお願い致します。

日本脳卒中データバンク

研修医のみなさんへ

 頭痛、麻痺、けいれん、意識障害、など救急患者は、当科が初期診療を担当しており、原則的に脳卒中はすべて当科で診療しています。従って、脳卒中の急性期治療(内科的治療、外科的治療)、慢性期治療(リハビリテーション、薬物療法、危険因子の管理)が経験できます。特に脳梗塞超急性期の治療では血栓溶解療法、血栓回収療法が行われることがありますが、当科は秋田県内では症例数が多く、様々な症例を経験することができます。もちろん、脳梗塞慢性期における、外科的治療(内頚動脈内膜剥離術、内頚動脈ステント留置、各種バイパス術)も行っています。
 頭部外傷における手術を含めた急性期治療も行い、慢性硬膜下血腫等の穿頭術では指導医の下、術者として治療にたずさわることができます。

学会施設認定

  • 日本脳神経外科学会 専門医研修プログラム 研修施設
  • 日本脳卒中学会認定研修教育病院
  • 日本脳神経血管内治療学会 研修施設

手術件数

平成28年手術総数 161例

脳動脈瘤クリッピング術 破裂 17例
未破裂 2例
脳動脈瘤コイル塞栓術 破裂 4例
未破裂 4例
内頚動脈内膜剥離術 3例
内頚動脈ステント留置 7例
新生血管造成術 1例
頭蓋内腫瘍摘出術 2例
経鼻的下垂体腫瘍摘出術 2例
開頭血腫除去術 脳内血腫 6例
開頭血腫除去術 硬膜下・硬膜外 6例
慢性硬膜下血腫除去術 33例
水頭症手術 15例
血管内血栓回収術 16例
その他 43例
合計 161例